親知らずの抜歯(口腔外科)
親知らずの抜歯(口腔外科)
当院では日本口腔外科学会に所属している院長の本多が自ら、診断、抜歯を担当してまいります。
抜歯に際する口腔外科手術の治療の要素はドクターの経験などが大きく影響してまいります。可能な限り、痛みが少なく、手術時間が短くなるようにするために、開業以前より研鑽を積んでまいりました。
当院では歯科用CTや麻酔用電動注射機を完備しております。
埋伏している親知らずの形状や位置を的確に把握することや適切な麻酔により可能な限り痛みを抑えた抜歯処置をしてまいります。
患者様のお気持ちに寄り添ったカウンセリングや適切な治療方針のご提案、また、治療開始前、治療中、治療後といった各ステージでご不安に思うことを解消していく丁寧なコミュニケーションをドクター、歯科衛生士、受付と徹底してまいります。
全て保険適用での診療となります。
口腔内の状況を考えての判断となりますが、可能な限り早期に抜歯のご予約を取れる体制を整えております。
当院では適切な麻酔処置をさせていただいておりますので手術時や手術直後では痛みを感じることは少ないです。しかし、麻酔が切れた後に痛みを感じ始めますがおおよそ3日~4日で緩和され始めます。
痛みが続いてしまう場合には鎮痛剤も処方させていただきますのでお気兼ねなくクリニックにご連絡をください。
腫れ、出血などのリスクをふまえて、ご相談させていただいております。
親知らずとは、奥歯の最も後ろに生えてくる歯のことをいいます。永久歯の中で一番最後に生えてくる歯になります。(目安:20歳前後)
一般的に永久歯は15歳前後で全て生え揃うのですが、親知らずは20歳前後に生えてくるため親に知られず生えてくることが名前の由来です。通常は上顎・下顎の左右に2本ずつ生えてくることが一般的ですが、人によっては生えてこない人や4本未満の人など個人差があります。
親知らずが横に生えており、それ以上萌出する可能性がない場合や少しだけ生えている場合は抜歯をお勧めしております。生え方の異常に加えて、日々のケアが行き届かずむし歯になる可能性が大幅に増加すると考えられる場合、抜歯をお勧めします。
親知らずが横(水平)に生えていて、他の歯を押して痛む可能性が考えられる場合抜歯をお勧めします。
親知らずは生え方の位置に起因して、日々ブラッシングをきちんとしていてもむし歯や歯周病になる可能性が高くなります。更に、一度かかってしまうと症状が知らず知らずのうちに進むことが多いため抜歯をお勧めします。
斜めに生えた親知らずによって、頬の内側の粘膜や歯茎を傷つけてしまう場合、抜歯をお勧めします。
親知らず以外の歯と同じく、まっすぐ生えてくる親知らずです。
他の歯を押してダメージを与えることもないため、噛み合わせの状態が良ければ口腔内のトラブルに繋がることは少ないと考えられています。しかし、親知らずがまっすぐ生えてくることは多くありません。
まっすぐ生えてくるはずの親知らずが歯茎に埋まった状態で一部露出している場合もありますが、真横に向かって生えている状態のことです。真横に向かって生えてきており、手前にある歯を押し続けその場に止まるため、顎に痛みが出る顎関節症や歯並びを崩してしまう原因となることがあります。
この場合は、痛みや腫れといった自覚症状が出やすいため、少しでも違和感を感じた方は早めの受診をお勧めします。
まっすぐ生えてくるはずの親知らずが、歯茎の中に完全に埋まっており出てきてない状態のことです。親知らずを目で確認することができないため、特に変化もなく痛みや腫れなどの自覚症状もほとんどないため親知らずがあることに気づくことが少ないです。
しかし、すでに痛みや腫れ、周囲の歯に悪影響を与えていることもあるため、定期的に歯科医院へ来院するようにしましょう。
顎の骨の中に埋もれている親知らずの大きさや隣り合う歯のとの位置関係を歯科用CTを活用することで正確に把握することで的確な抜歯処置を行います。
寄り道の少ない手術により時間の短縮、痛みの減少、術後の腫れの防止にもつながってまいります。
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初診の問診、触診、CT撮影による検査を行い、親知らずの状態を詳細に把握します。その上で患者様に状態と抜歯の説明を行います。安全な抜歯を行うため、原則として当日の抜歯は行っておりません。
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抜歯が行える状態を確認し、麻酔を行い抜歯します。
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抜歯後翌日、抜歯した部位の消毒と状態を確認します。
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抜歯後、約1週間後に抜糸をします。